田舎だより 2016年11月号

 生産費に とても届かぬ米作り それでも大事な命をつなぐ、この短歌は私が長い間米作りを続けて来ての、今日の私の思いであります。

 わたしは、今から30年も前から農薬を使わない、米糠や大豆を田んぼに使って、化学肥料を少なくして,更には古代の海のものである貝化石を砕いた資材を田んぼに使って、ミネラル豊富な米を作るために手間ひまかけて頑張ってきました、こうして育てた米は粘りがあって冷めても美味しいご飯だと評価されて、個人の消費者も口コミで増えて、わたしの作るコシヒカリ米を販売して下さるお店屋さんも関東圏には6店舗も出来て、農業に大きな夢をふくらませて来ました。

 ところが、原発事故が起きて、人間にとって大変危険が伴う放射能の問題が湧きおこってしまって、わたしの努力を重ねて作って来た特別栽培米コシヒカリも、販売量は原発事故前の3分の1がやっとの数量となってしまいました。そして消費者に売れなくなった分の米は残念ながら地方の米業者にそれなりの安い値段で売らざるをえない結果になってしまっています。

 ところで、福島の米も野菜も度重なる検査結果に於いて、放射能については何の問題もない事は一般の常識にもなって来ている訳ですが、一旦離れたお客さんは一向に戻らないのが現実です。

 しかし、こうした中ででも、わたしは決して夢は無くしてはいません、以前からすればお客さんは減りましたが、私が作るコシヒカリ米を続けて食べて下さっているお客さんが居る限り頑張らなければと思って夢をふくらましているところです短歌もその思いで詠んでみました。

 さて、この世に生を受けて、いつまでも元気で長生きしたいと願わない人は先ずいないでしょう。そこでどんな職業の人が一番長生きなのか調べてみましたら、お寺を経営されている住職業の方々だったそうです。その要因は何だったのかですが、一般的に言われていることは言うまでもなく毎日の精進料理であることは間違いないことでしょう。

 精進料理と言えば野菜中心の食べ物ですから、日常野菜を摂ることが人の体を丈夫にする上でいかに大切であるかを、お寺さんのこうした例からも私たちは学ばなければならないのではないでしょうか。

 ところで今年は野菜が高くて買って食べている消費者の皆さんは大変だと思います。わたしの家では販売するほどの野菜は作りませんが、自分の家で食べる分の野菜はいろんな種類の野菜を作って一年中野菜を食べています。そのせいか今のところ家族揃ってみんな元気です。

 次の写真は田舎の冬の風物詩として昔から言われて来ている、干し柿のれんと言う風景です。

今年は柿の当たり年なのでしょう、沢山の柿がなりましたので干柿を作ってみました、12月のみなさんへ送る米の中にはこの干柿が入る予定です。

 

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