私たち野出島地域活性化プロジェクトは、福島県白河市東地区内・野出島地域(東上野出島・東下野出島)在住の有志により、地域おこしのため結成された団体です。
生まれ育った野出島地域を活性化させるため、地域資源である農地、文化財、自然素材、人材を活用した、様々な活動を行っています。自信と誇りに満ちた地域を創出し、定住人口及び交流人口を増加させて活力ある地域をつくるのが私たちの目的です。
参加メンバーは2015年現在20数名で、本職は農業、商業、お寺の住職、縫製業、建設業など、たいへんバラエティに富んだ面々が集っています。
新規加入も歓迎いたします。
野出島の里の誇り
野出島地域活性化プロジェクト前会長 鈴木勝美
野出島地域の田んぼは、粘土地なので新潟の米に劣らないほど美味しい米が生産されて、むかしは米の野出島と言われた時代もありましたが、今日になって誇るべきものと言えば、元気な子供たちが通う立派な小野田小学校とその目の前に広がって、春に花咲く菜の花畑と秋に花咲くソバ畑です。そして夏になると源氏ホタルが沢山乱舞して子供たちを楽しませて呉れている所がある事です。昔はどこででも見られた光景ですが、今では私たちの野出島地域でしか見られないようです。それには野出島地域活性化プロジェクトの人たちが毎年欠かさず育成のために活動しているからであります。
野出島の里に多くの人々との交流を深めるために、野出島の人たちはいろんなイベントを行っています、春には菜の花まつり、秋にはそばの花を見る会、夏になるとホタル探勝会そして毎年11月23日には新そば交流会を行って沢山のお客さんを迎えて野出島の里に、今までにない人々の賑わいをつくりだして来ています。
また、先人たちが残してくれた、鹿島神社の狛犬も地域の宝物として重宝されています。この狛犬は歴史上大変有名な石工で名高い小松寅吉作のもので、その匠な技巧が讃えられて、桂俊太郎監督により「狛犬の棲む里」という短編映画が製作されました。そしてこの映画が第18回ゆふいん文化・記録映画祭に於いて松川賞に輝きました。この鹿島神社の狛犬見学者も毎年増えて来ています。
そして最後に紹介したいところは、鹿島神社のすぐ隣の気品も高く風格のある神宮寺と近くにある遠藤家の古民家です。この古民家は未だ人が住んでいますので家の中には入れませんが、外から見るだけでも、むかしの生活が偲ばれるものです。お出かけの際には是非ご見学してください。