田舎だより 2015年7月号

 6月が過ぎますと今年も、もう半年を暮らしてしまったことになります。農家は毎年同じような作業の繰り返しですが、歳と共に疲れが違うようです。今までのような力仕事は大変になりました。それでも朝晩の涼しい間だけでもと思い農作業に頑張っているところであります。   5月の10日頃小さな苗を12本ぐらいづつ田んぼに植えましたが、7月になると写真のように本数も増えて力強い稲に成長しました。そして7月下旬ごろになると、やがて稲穂になる幼穂が元の部分に出来て来ます。稲の成長にとって一番大事なのは、この季節の温度で、7月から8月にかけての温度が低い日が続くと冷害になってしまいます。  ところで、今年の長期予報などによりますと、夏の太平洋からの高気圧の張り出しが弱い事が予想されて梅雨明けが遅れて冷夏になるのではないかと言う予報なので大変に心配しているところであります。   さて、私の米の品種はコシヒカリですが、小売業者さんには、ホタル米と言う名前をつけたりして販売しているわけですが、なぜかと言いますと私の田んぼとその周りの排水路には、ホタルの幼虫の餌であります、カワニナと言う小さい貝が沢山発生していますのでホタル米と言う名前を付けました。次の写真が私の田んぼの周りの堀に一年中生息しているカワニナです。ホタルの幼虫は、このカワニナを沢山食べながら成長して6月の中旬頃から羽化して、特に蒸し暑い夜などによろこんで飛び回るようです。 inaka_photo_201507-2   次の写真は、わたしのホタル米を1キロづつ入れたものですが、地域にあるゴルフ場でこの度ホタル探勝会を行いました。その時の来客者にゴルフ場からお土産品として、わたしのホタル米を使っていただきました。みんなお土産を貰って喜んで帰ったようですが、わたしのこのホタル米を食べた方たちから、新たな米の注文でもくればと思い待っているところです。 inaka_photo_201507-3  下の写真は,自家野菜を作っている私の家の野菜畑です。遠くにあるのは、ねぎやトウモロコシなどですが近くにある4列はエゴマの苗です 今年はエゴマ油を絞ってみるために作ってみました。 inaka_photo_201507-4

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