菜種の発芽実験をしてみた

あれこれ忙しくしているうちに、もう9月。もうすぐ、菜種の種まきの時期です。

今年種まきに使う菜種は、初めて作付し、購入した種を播いた中ノ作の畑で収穫した種を使う予定です。

菜種は、何年も栽培・種採りを繰り返していると、他のアブラナ科の植物との交雑が進んでしまうので、山に囲まれた新しい畑で作ったものを種採りに使おうというわけです。

ところが、以前の記事に書いたとおり、この畑の菜種が収穫前にサヤの中で発芽しているという事態に。

乾燥して唐箕にかけた時に、芽が出てしまった種は吹き飛ばされて選別されると思うのですが、多少不安があったので、簡単な発芽実験をすることにしました。

水で湿らせた脱脂綿の上に、各サンプル20粒の種を蒔きました。念のめ違う袋から計6サンプル、あと対照サンプルとして別の畑の普通に収穫できた種、3年前に購入してたまたま残っていた種。

 

次の日にはもう根が出てきます。(茶色いのは、入れ物に使った一斗缶のキャップが錆びてきたためです)

3年前の購入種(右下)は、発芽が少し遅いのが分かります。

 

4日後。箱にフタをしっぱなしだったので、もやしのようなのができました。

芽が出た種をカウントすると、今回の自家採種の種も、対照サンプルと変わらず9割程度以上は発芽していました。

3年前の購入種も、無事そろって発芽しています。アブラナ科の種はわりあい寿命が長いようです。

というわけで、種は安心して使えます! あとは天候ですね。去年はひどい長雨で菜種の種まきがかなり遅れたので。(な)

 

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