田舎だより 2018年2月号

今年の年賀状でも語らせていただきましたが、わたしも満80歳になりました。健康診断の結果などでは、今のところ悪いところは見当たらないので喜んでいるところであります。

さて、紹介する写真は私の住む地域から西の方に高く聳える那須山連峰の冬の山々の姿です。
素人の写真で少し分かりにくいと思いますが、私たちは自分たちの田んぼの遥か向こうに、こうして聳えたつ雄大な山々を眺めながら、米や野菜を作りながらのん気に暮らしているところあります。
時々私の家を訪れる人がこうした山里の暮らしを褒めて下さる人などもありまして住めば都の思いを強くして生きています。

 

ところで、最近はどこの地域でも空き家が出来てきて周りの人たちも行政の方でも大変心配を募らせているようですが、私の地域でも同じように空き家がだんだん増えて来ています。つぎに紹介する写真の家も地域では最も古くまだまだ価値の高い古民家です。

持ち主の方の話では,家を継いでくれる家族がいないそうで90歳になろうとする主人も悩んでいます。また同じような立派な古民家がもう一軒ありまして、白河市の方で借り受けまして都会からの農業体験者たちの宿泊所として利用していただいている古民家もあります。

わたしたちの所は、春には菜の花が咲き、夏になると源氏ホタルが飛び交い、そしてソバの花が沢山咲きます。秋になると稲穂が実り田んぼは黄金色に輝きます。小高い丘の方には、梨や、りんごがたわわに実って人々の暮らしを豊かにしてくれています。

 

次に紹介するのは、最近わたしが大変感心させられて読んだ本です。

簡単にまとめて言うと地球上のあらゆる生物は微生物に支えられながら生きていると言うことです。人間にとっても丈夫な体を支えてくれているのは内臓にある小腸の中での微生物の働きによるもので、病気に対する免疫力を高めるのも、すべてこの微生物の働きであるといっています。

ところで、わたしの長年の農業体験からも、そのことが理解することが出来ることです。田んぼや畑に化学肥料を少なくして米糠や大豆など有機質物を施したり、古代の有機物であります貝化石(製品名、ミネグリーン)を沢山使用して土壌中の微生物の働きをよくなるように努めています。その結果わたしの作る作物は消毒をしなくとも病気に負けない、米や野菜が育って来ています。こうした経験からも人の体にとっても内蔵内の微生物を増やす事が、いかに大切かが改めて知ることが出来ました。ちなみに私の健康法は、ご飯に味噌汁は日に3度欠かしたことはありません。そして野菜をたっぷり食べています。いつの検診でも悪い数値が出ないのも、その成果と思いました。

 

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