田舎だより 2022年12月号

今年も終わりの月になってしまいました、わたしは今月12月1日をもって満85歳を迎えますが、元気で息子の農作業を手伝う毎日です。周りの人たちからは、いろいろと褒められたりして励まされて暮らしておりますが怪我をしてはと心配しながら働いています。

働くと言うよりは、わたしは体を動かさないと年寄りは、体の筋肉が弱くなってしまうのではないかと思って少しづつ頑張っている程度ですが,老人の健康増進には案外良いのではないかと思っているところです。妻は私より四つ歳下ですが野菜作りに頑張って居られます。齢をとっても親たちがこうして元気で暮らしていることは、息子ら夫婦らにとっても大変助かっているのではないかと思いますし、妻とふたりで健康の有り難さを改めて考えさせられている毎日であります。

さて、今年は私の家にとって考えてもいなかった事が起きました。と言う事は、家の嫁さんがコーヒ喫茶店を始めた事です。昔なら農家の嫁さんとしては考えられないことですが、わたしは賛成してあげました。嫁さんは定年も間近ですし、子供たちもみんな就職が決まってこれからの自分の余生をどう送るかを考えての事だろうと思いました。それに今日の生産者の米価では暮らしが成り立たないのが現状です。それと何よりも余生は好きな事をして暮らして欲しかったから賛成してあげました。

こうした事は昔なら絶対考えられない事でありましたが、これもまた時代の変遷と言うものなのでしょう、子供や孫たちの幸せを祈るばかりです。

ところで、田舎では今日農業離れが進んで農機具など一切持たない農家が沢山増えて来ています。そして今まで作ってきた野菜なども作らない農家が多くなっているため、地域にある農産物の直売所の品数も減って来ているのが現状です。みなさんも分かるように日本は6割からの食料を外国から買わなければ暮らせない食料事情があります。気象災害や物価高がつづく今日、私は農家をつぶすような国の在り方では、やがて国民が食料に困る時代がくるのではないかと心配でなりません。

わたしが、今日子供たちに大事に伝えていることは、先祖が長年かけて築いて来た農地は絶対に守る事、そして農機具も丁寧に使って無くさないことを、家を継いでくれる息子夫婦に伝いています。それと言うことは、人間が安心して暮らせる条件は何といっても食べ物がある、ということですから、いざと言う時に備えていつでも食べ物の生産が出来るように心がけが大切だと言って伝え続けていることであります。

 

 

さて、これから冬にかけての野菜セットのことですが、これからは注文いただいたお米をバナナの空箱に入れて箱の空いたところに野菜を出来るだけ入れて野菜セットにしたいと思っています。主な値段の方は、下記のようにします、こうすると米の送料で野菜も届くことになります。

大根は一本150円。ネギは一本50円。キャベツは一個 150円、ジャガイモは一個50円。白菜は半分で150円、里芋は10個ぐらいで150円、各品の値段はこのようにさせていただきますが、バナナ箱に注文のお米を入れて空いた所に入っただけの野菜について請求する値段となります。但しその中で一品だけはサービスすることに致します。

これは大変に難しい説明に感じるかもしれませんが、私としてはお米を送る送料で私の作って居る有機野菜をみなさんに食べていただきたいと言う思いからでありますのでご協力いただければ幸いです。例えば米20キロ注文の方が、10キロにすればそれだけ野菜が多く届けられることになります。上の写真は白菜と大根畑の光景です。

 


(管理者追記)

記事中の鈴木家のお嫁さんのお店 “ブルースターCafe” は西郷村にあります。土日の営業とのことですのでぜひお立ち寄りください。

詳しくはこちら↓

ブルースターCafe

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