田舎だより 2022年6月号

わたしの庭には、5月から6月にかけて次から次へと色んな花が咲き誇ってくれています。写真の花は、山つつじの花ですが、山つつじはこんなに沢山の花を咲かせるのには何十年もかかります。先祖が丹念に育ててくれた誇りです。ソラちゃんも元気に遊んでいます。

農家にとって一番大変な仕事であります田植えが終わって、ホットしているところでありますが、昨年は生産者の米価が大変安かったので、今年は米を作らない田んぼが、あちこちに見られるようになるのかと思っていたら、昨年と変わりなくほとんどの田んぼが田植えを済まして青田になりました。水田だけは荒らしてはならないと言う農家の執念なのかも知れませんもちろん、耕作を止めた農家の分を請け負う大きな農家があるからであります。

さて、先月号では、土が変わればお腹も変わる、という吉田太郎先生の話を紹介しましたが、みなさん何かお分かりいただけたでしょうか。昔から農家の間で言われ伝えられて来たことは、米作りも野菜つくりも最も大事なことは、堆肥など有機物を沢山施しての土づくりが一番大事だと言われて来ました。それが最近は化学肥料ばかりに頼って、長年やってきた土づくりの農業の在り方が変わってしまっていることへの警鐘です。つまり人間のなかで病気と闘ってくれるのはミネラル成分だそうです。専門家の話だと人間がそのミネラルを吸収できるのは作物を食べることによってしか吸収出来ないことになっているそうです。

 

 

そこで考えられるのは、わたしが米や野菜に長年施し続けて来ている、ミネラル成分が多く含まれている古代の海のものであった、古代海洋性腐食物(商品ミネグリーン)であります。すでに田舎だより4月号でも紹介しましたが、このミネグリーンを粉末にした物を牛に与えると牛の腸内細菌が活性化されて栄養吸収が良好になり病気に強い丈夫な牛が育っているということです。そしてこの資材を田んぼや野菜畑に施すと土壌中の微生物の働きが活性化されて作物の根張りがよくなり病気に負けないミネラル成分も多く含んだ作物が育つと言うことです。

ところで、こうした資材を使って経営している農家は消費者の人達と直接販売が多く楽しい農業が営まれているようです。ネットなどで調べて見るのも面白いのではないかと思いますので紹介します。

千葉県香取市の藤崎農場そして福島県会津の然農無の会(代表児島徳夫)吉田先生は現在、こうした有機農業を営む農家を広げるために長野県の大学などで実際に農業に携わりながら働いて活躍されているようです。私もこうした方々の話に触れる度自分の農業に自信を深めています。

ことしの5月の連休には、都会で暮らしている息子や孫たちが久々に来郷して田舎の我が家も大変賑わいました。田植えも手伝っていただきました。

 

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