カブトエビという生き物をご存知でしょうか。
上の写真、肌色っぽいオタマジャクシのような形で泳いでいるやつです。
これは「鈴木農園の田舎だより」でおなじみの前会長、鈴木勝美さんが何年も飼育していたものです。
先日勝美さんから、ワタシはもう、ハァよっぱらやったから、これはあんたにゆずる、田んぼで育ててみなさい。ということで、筆者が受け継いで育てることになりました。
いただいたカブトエビは、体長1cm程度ですが、成長すると2〜3cmになるようです。田んぼの雑草をよく食べ、田んぼで増やせばせっせと草取りをしてくれるが、除草剤など農薬には非常に弱いとのこと。
上の写真ではわかりませんが、1mmに満たないくらいの細かいカブトエビの幼生がたくさん泳ぎ回っていて、繁殖力は旺盛のようですが、田んぼで自然繁殖させるのはなかなか難しいようです。
さしあったては、発泡スチロールの箱に、除草剤を使ってない田んぼの泥を入れて、時々菜っ葉などを餌に入れてやって育てます。
カブトエビは、これから夏に向けてどんどんと繁殖し、7月中頃暑くなってくると卵を産んでみんな死んでしまうそうです。卵は田んぼが乾燥しようが何年経とうが生き延び、また田んぼに水が入った時に生まれてきます。
そういえば、昔子供の頃、学研の「科学」の付録に、こんなかんじの甲殻類の卵が飼育ケース付きで送られてきたのを思い出しました。
まず今年は、あとひと月ほどの付き合いになりそうですが、可愛がって育てようと思います。
ちなみにカブトエビの拡大したクリアな写真はこちらのサイトなどに載っています
http://www.monstersproshop.com/tadpoleshrimp/
古代生物的なおもむきがありますね。(な)