田舎だより 2024年6月号

目に青葉山ホトトギス初カツオ、と言う有名な俳句がありますが、田舎の風景はまさに新緑に染まりつくして、これからは田んぼの方も田植えが進むにつれ青田に変わりつつあります。

例年だと5月内には田植えも済んで田んぼ一面青田に染まっていましたが今年からは、写真の様にところどころに田植えが進まないで青田にならない田んぼが現れるようになりました。これは米作りを止める農家が毎年増え続けている表れであります。

わたしの地域でも、今年から2件の農家が米作りを止めました。いずれも立派な農業機械を持っていて家族農業を楽しんできた農家です。地域で同じく米作りを楽しんできた、わたしとしては大変寂しい思いと無念な思いでなりません。生産者の米の価格保証制度さえ確立されれば止めないで続けられる農家は今の内なら沢山あるはずです。一日も早くこうした農家を守るために生産者のための最低価格保証制度の確立を願うばかりであります。

勿論こうして米作りを止められた田んぼを借り受けて米栽培を続けてくれる大きな農家がありますので農地は荒らさずに耕されていますから、今のところ農村風景は変わりなく済んでいます。

 

ところで、私の家でも息子が勤めを辞めて昨年一年米作りに専念しましたが、とても米作りだけでは暮らしが成り立たないと言う事で今年の4月から、また勤める事になりまして、今年のわが家の田んぼは、果たしてどうなるのかと心配でいましたが、休みの日を利用して嫁さんと二人で頑張ってくれましたので全部の田んぼが青田になりました。

わたしは安心と同時に青田になったわが家の田んぼを見るにつれ、うれしいと言うよりも心が大変に癒される思いでなりませんでした。

 

さて今年も、わが家では自家野菜をつくるために妻が頑張っています。今年もいつものようにキュウリを始めナスやトマトなど例年通りいろんな野菜を植え付けました。写真はカボチャとトマトの生育状況です。

 

 

米の中に入れてやる野菜セットがみなさんに喜ばれているようなので、その手入れのために妻が朝早くから頑張っています。野菜作りで動くぐらいが年寄りにとっては健康のためにも良さそうなので野菜栽培に励んでいるわけですが、人の体の健康のためにも野菜は欠かせない大切な食べ物だと思っています。これからも是非ご利用してください。6月の下旬ころからトマトやキュウリは出来そうですので今年もよろしくお願いいたします。

 

この写真は庭に咲き誇るシャクヤクの花です。

 

 

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