田舎だより 2024年8月号

今年も暑い夏が毎日続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。日本列島の各地で今年も大変な災害が起き心配しているところです。わたしの方でも時折雷雨が降って雷がなったりしていますが、作物にとっては恵みの雨ぐらいで、今のところ大変によろこんでいるところであります。

人間にとっては大変暑い夏ですが、作物たちにとりましては、すこぶる恵まれた環境なのでしょう。雷のことを田舎の方では昔から稲妻と呼んでいるほどですから、雷雨は稲作にとりましては大切な雨だったようです。

 

 

さて、こうした時折降ってくれる雷雨のために、わたしの家の野菜も稲も写真のように順調に育っています。米と一緒に利用していただいています、野菜セット、よければこれからも大いに利用していただければと思っています。最近の物価の高騰には驚くばかりですし、とくに毎日の食生活に欠かせない野菜の値段の高いのには驚いています。毎日買わなければ食べられない消費者のみなさんにとっては大変だろうと思えてなりません。

こうした中で日本人の主食であるコメも値上げの様相です。わたしたち生産者の生産米価などはほんのわずかしか上がりませんが、こう言う時の米業者さんの便乗値上げが心配です。

ところで私が読んでいる食べもの通信と言う本には、子供はご飯で育てた方が良いと書かれていした。米には子供たちの成長に必要な栄養素がバランスよく含まれているからだそうです。わたしは今年の12月で87歳になりますが、どこも悪い所などなく元気で農作業などを手伝っていられるのは、思い返せば子供の時からパンなどは嫌いでご飯ばかり食べて来たからではないかと思わされているところであります。かつて終戦後日本はアメリカの食料戦略によってパン食が奨励される時代がありました。国民は洋食をたしなむことが、あたかも文化人になったような気がしたのか米をたべると頭が悪くなるような風潮さえ起きたことがありましたので、日本人のコメ離れがそれから進んだようでした。

しかし、最近になりましてようやく和食文化が外国人にまで親しまれるようになりました。特にコロナ禍が終わった今日では、外国人の旅行客のお陰で米が足りなくなる騒ぎが起きたほどです。18世紀の頃、米をたべる民族は繁栄すると言った学者が居りました。それは過去の田舎便りでも述べたと思いますが、国富論を書かれたアダム・スミスの有名な言葉です。みなさん、やっぱり日本人は米中心のご飯ではないでしょうか。私の家では今年の新米からコシヒカリよりも美味しいと言われています、虹のきらめき、と言う新しい新米が収穫されます。初めて作ってみて心配しながらも楽しみにしているところであります。皆さん方の期待に応えられるかどうか分かりませんが、楽しみにしていて下さい。写真は毎日、田んぼの見廻りをしている私です。

 

 

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