田舎だより 2015年1月号

新年あけましておめでとうございます、みなさん、今年と言う年は国際土壌年という年なそうであります、これは2013年の国連総会で決議が採択されて決められました。

inaka_photo_201501-1

 上の写真は、全国農民連が発行している新聞のトップ見出しですが、その重要性が述べられています。

 土壌は、農業、生態系や食糧安全保障の基盤であり、地球上の生命を維持する重要な役割を担っている、と指摘しています。

 そして、最近地球上に起きている、砂漠化,乾燥化、酸性化など土壌劣化の現状を世界中の人たちに認識してもらい、有効な対策の緊急性を訴えています。

 ところが、日本政府の農業政策は家族農業を潰して、農薬や化学肥料ばかりに頼る大規模農業を進めようとしていますから、長い間、家族農業で培ってきた土壌中の微生物が活躍している豊かな土壌が残念ながら疲弊し劣化するばかりになって来ています、こうした中、さらに問題なのは、今国会でも騒がれているTPPなどの取り決めです、TPPによって外国からの農産物がどんどん入って来たら土壌の劣化にとどまらず、日本伝統の食文化まで崩壊するのではないかと心配でなりません。

 しかし、みなさん日本には四季と言う恵まれた気候を生かし豊かな大地を生かして、ミネラルや抗酸化の豊富な食糧を作るために頑張っている農家の人たちもたくさん居ります、そしてこれからは、こうして頑張る農家の人たちの役割が非常に重要になって来るのではないかと思います。

inaka_photo_201501-2

次 の写真は、私たちの地域で、ナタネを蒔えて実を取り、その実を昔ながらの圧搾法で製油しているナタネ油です、白河市のブランド品としても認定されたものであります、てんぷらにすると色もよく揚がって酸化もしにくくいので、また無くなるまで使えて体にも大変に良いと言われているのです、そして同じように、大豆を作って,味噌や豆腐を作り、小麦を作って昔ながらのうどんを製麺したりしています、これからは、こうして地産地消を起こし日本の大事な食文化を守って行くことも非常に大切なのではないでしょうか。

 また、米や野菜にしても同じように農薬を使わないで化学肥料ばかりに頼らない有機農業を取り入れて頑張っている農家もたくさん居りますから消費者の皆さんからも是非応援していただきたいと思っているところであります。

 わたしも、化学肥料や農薬を使わないで米や野菜作りが出来るように、大豆や米ぬかを田んぼや畑にいれて自然農法に近づけるよう努力していますが、今年の国際土壌年にあたり新たな思いで米作りに頑張って行きたいと思っていますのでこれからも宜しくお願いいたします。

この記事をシェアできます…

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です