田舎だより 2023年1月号

新年あけましておめでとうございます。私にとって86回目の新年を迎えたわけですが、何よりも嬉しいことは、家族みんなで健康で新しい年を迎えられたことであります。

コロナ禍がなかなか収まらない今日、高齢者にとって丈夫で毎日が暮らせることは至福の至りであり改めて健康の有り難さを教えられる毎日です。今年の年賀状には自然の中で暮らしていることが健康につながっているのではないかと思い、次の様に短歌を添えました。

秋に稲穂 冬に白鳥 春に菜の花 棲めば都ぞ 山里の春

今年もまた健康で暮らせるよう願って新年を迎えました。

さて、健康でありたい願いは誰しも同じであります。医療の父と言われた古代ギリシャのヒポクラテスと言う人は、人は自然から遠ざかるほど病気になる、と言われました。そして更に、食べ物で治せない病気は医者でも治せない、とも言われています。人の命を守り健康な体を育てる上で食べ物が如何に大切であるかを物語っているお話ではないでしょうか。

 

 

ところで、食べ物によって病気の患者さんや看護婦さんをしっかり守った、お医者さんが日本にも居られました。みなさんも、ネットやスマホで調べて見るときっと分かると思いますが、秋月辰一郎と言う長崎市のお医者さんです。この先生は、今から70年ほど前、長崎市に原子爆弾が投下させたとき、爆心地近くで病院を経営されていました。この時秋月先生は患者や看護婦さんに行った処置は、食事療法で玄米粥や、みそ汁、わかめの食事療法だったそうです。数々の薬による療法よりも秋月先生の食事療法が多くの放射能患者さんを救った話は有名で今日でも伝えられている話です。秋月先生についての講演はネットでも見られますから是非ご覧になって見て下さい。

余談になりますが、この先生の著書が、わたしの米のお客さんから是非参考にしてくださいと、送られて来たことがありました。それは10年ほど前、福島原発が大津波によって爆発した時です。送られてきた先生の著書を読むと正に放射能から体を守るための食事療法でした。それを読んだ家の嫁さんは幼い孫たちのためにしばらくの間、玄米ご飯を炊いて食べさせたものです。

 いつも、わたしが持論として語らせていただいていることですが、わたしの食事の在り方は、一日三食は、ご飯とみそ汁を欠かさず食べますし、朝は納豆、夜は豆腐を必ず食べています。それに野菜もたっぷり食べています。こうした食事の在り方のせいか、昨年も一年間血液検査の結果は、悪い数値がなく、いずれの項目も標準値ぴったりでした。今年も頑張れそうな気がして新年を迎えたところであります。

 

 

の写真は度々便りで紹介していました私の家の野菜畑です。野菜の収穫が終わったので、大きな機械で耕しました。一面畑は黒い土になりました。野菜畑は天地返しをして深く耕しておくと病気に強い美味しい野菜が育ちます。

 

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