寒さ暑さも彼岸までという話がありますが、厳しかった寒さも峠も過ぎて、いよいよ今年も3月になりました。天気の良い日にはトラクターのエンジン音が賑やかに聞こえるようになりました。野菜農家の人たちがブロックリーの種まきを済ませて、植え付けする畑を作る作業をはじめたからです。いままで長い間静かに過ごして来た地域にトラクターの大きなエンジン音が急に響きだすと躍動感を感じて年寄りのわたしでも、何となく心が動かされるような思いです。
さて、今年の米作りもいよいよ始まりです。
先ずは種籾の準備ですが、普通の農家は消毒済みの種籾を使っていますが、わたしの家ではこの写真のように未消毒の種籾を使って4月になったら種まきをしますが、それは米作りで農薬使用を少なくするためです。本田での稲作管理についても稲の生育中の管理においても、わたしの家では農薬は一切使わないことにしています。こうした稲作方法は、よく言われています減農薬栽培と言うものです。わたしはこうした栽培方法で今年も米を作ってまいりますので安心して食べて下さい。
先月号では、野菜の力について述べさせていただきましたが、今回は納豆の力について私の経験など含めて簡単に述べてみたいと思います。
インターネットを使って納豆について調べてみましたら、食品の中で納豆は免疫力が一番高い方で抗体などの免疫力アップのためには欠かすことの出来ない成分である、と書かれておりました。そして腸内環境を整えるためにももっとも良い食べ物であるようです。
ところで、私の経験ですが、納豆を食べるようになる前は、便秘が続いて何回もお医者さんにお世話になりましたが、毎日納豆を食べるようになってからは、便秘は一切なくなりました。また便秘と同時に頭痛もひどくて何回も脳外科にも係りましたがこの疾患も納豆を食べるようになってから、すっかりなくなりまして、私は納豆を食べるようになってから、もう20年になります。納豆は私にとりましては生涯欠かすことの出来ないたべものになっています。それと高齢になっても血液検査の結果がいつも標準値ぴったりなのは、この納豆のせいではないかと思っているところであります。
この写真はサンシュウの花です。先月の末ごろからハウスの中で咲かせたものです,居間にも飾られて早い春を感じさせてくれています。