田舎だより 2024年12月号

今年は元日の能登半島地震や羽田飛行機事故で始まった一年でしたが、皆さんにとりまして如何な一年であったでしょうか。他では自然災害など大変なようでしたが、わたしの地域では幸いにも大した被害も無く野菜なども順調に育って、しかも米の方も今までにない豊作でした。生産者米価も思ったより高値が続いていますので、米農家にとりましては大変励まされた良い年であったと思います。来年もまた災害の無い平和な年でありますよう祈るばかりです。

さて、わたしは今年12月1日の誕生日をもって87歳になりました。いよいよ来年は米寿の齢を迎えることになりました。この歳になっても自動車運転が出来たり、家の農作業などもそれなりに手伝うことが出来るのは至福のいたりであり幸福感を覚えるものであります。そして元気で長生きしたいと思う事は誰しもの願いであると思います。

ところで、わたしは来年米寿の齢を迎える訳ですが、その前お祝いとして野出島地域活性化プロジェクトの仲間の皆さんから、わたしより高齢者で頑張っている菊池康さんと二人で米寿のお祝いをしていただきました。写真はその時の写真です。そのとき私は、やっぱり長生きはしてみるもんだなぁ、と思いましたし、持つべき者はやっぱり友達だなぁ、と心に強く思いました。齢老いてもこうして若い仲間たちに励まされながら暮らせるのは一番幸せな人生ではないかと感謝しながら暮らす毎日です。

また、わたしの地域には95歳になっても夫婦二人で毎日元気に暮らしている人が居ります。わたしはその家族を度々訪ねたりしています。元気で暮らす二人の姿から教えられることは、幾ら齢をとっても暇なく毎日動いている事でした。探す物あれば余生ひまがない、と言う川柳がありますが、この年寄りは数々の自家野菜を作り育てて地域にある野菜などの産直所に毎日出荷に行くのが楽しみだそうで、そこで、また多くの人たちといろんなお話が出来るのが何よりも楽しい、と言っていました。そして最近、子供たちに新しい軽トラを買ってもらったと大変に喜んでいました。

 わたしは、こんな元気な年寄りの人生にあやかりたいと思い、これからの暮らし方をいろいろ考えることにしました。年を取ってもやっぱり体を毎日動かすのが大事だと思い、妻が一年中作り続けている野菜作りを手伝うことにしました。それと私の楽しみは皆さんからのお米の注文に応える事も楽しみの一つなんです。時々みなさんと電話で話も出来ますし、米通信の田舎便りを書くことも私にとっては楽しみの一つなんです。たわいもない田舎便りですが私にとりましては元気の出る頭の体操でもありますので、ご笑読いただければ幸いです。

次の写真は、わたしたちの野出島地域活性化プロジェクトが今の時期に毎年行っている新ソバ祭りの写真です。写っているのは小学生の子供たちによる大正琴の演奏の模様です。今年のソバ会もお客さんが一杯来られまして大盛況でした。

(管理者注:ウェブ版ではこの写真は割愛させていただきました)

尚、野出島地域活性化プロジェクトで検索すると一年間行われている私たちのイベントが詳しく紹介されていますので是非ご覧になってください。

 

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