田舎だより 2025年2月号

生きるのはあきらめろと声高に言われているよう物価の高さ、これはある新聞に載っていた短歌です。どこまで続くかわからない今日の物価高に対する誰しもが思っている強い怒りではないでしょうか。ガソリンなどもリッター180円超えて200円に近づいています。田舎で暮らす人たちにとっては自動車がなければ生活がなりたちません。それに農業機械を動かす軽油の値上げもされて生産者の米の値段がやっと上がっても不安が募るばかりです。

 都会で暮らすみなさんは如何でしょうか。田舎のスーパーなどに見る野菜の値段の高いのには驚いています。自家野菜を沢山作って暮らしている私の家などでは余り深刻さを感じませんが、毎日買ってばかり食べている消費者の皆さんは大変だろうと思えてなりません。もうここまで来たら国民の命に係わる問題になって来ているような気がします。そこで何なぜ日本の米や野菜の値段がいつまでも上がり続くのかネットなどでしらべてみました。分かったことは諸物価の値上がりの背景には日本の円安問題が大きいようです。日本は食料自給率を低く抑えて安いからと言って6割からの食料を外国からの輸入に頼ってきました。円相場が120円位の時は安く買えたのですが、円安が進んで今は1ドル150円からになってしまいましたから同じ物を買うにしても50円も高く出さないと買えなくなってしまいましたので、外国からの輸入物が安いどころかかえって高くなってしまったのです。円安が続く限り物価高はつづくことになります。そこに来て国内の野菜や米を作る農家さんも老齢化などでだんだん減る一方ですから物価は上がるとも下がらないだろうと言われています。

 

 

安いからと言って外国からの輸入にばかり頼って国内の自給率を高めるために力を入れてこなかった日本の政治の失敗が明らかになったのではないでしょうか。今年は参議院の選挙の年でもあります。軍拡政治などではなく国民の暮らしを支える政治家を選びたいものです。ところで、みなさん今年も自家野菜を沢山作る予定です。米を食べて下さっている皆さんに少でも安い野菜を提供したいと思い頑張っています。夏野菜が出来始めたら今年も野菜セットも考えています。現在のところ畑で育っているのは昨年の11月に植え付けたタマネギとニンニクだけですが、2月になると野菜の種まきがはじまります、春まきのネギやブロッコリーなど次から次へといろいろな野菜の種を蒔いて行きます。最初に収穫できる野菜は5月になってからになりますがブロッコリーやキャベツがとれるでしょう。

 

この記事をシェアできます…

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です