田舎だより 2016年4月号

山野や街路に花が咲きみだれ、鳥が四方にさえずる卯月は、人の社会では新年度です。別れの季節は過ぎ、出会いの時。桜の開花とともに新たな生活が始まります。入学や入社と合わせ、自然も人界も華やぎます。そして、親元や故郷から離れ初めての一人暮らし。赴任先が変わり新天地への旅たち。顔ぶれも一新したキャンパス。不安や緊張に包まれながらも未知の世界の入り口は高揚感を伴います。また、福島の被災地では、支援の受け手から担い手へ、卒業して復興に携わる若者も。悲惨な体験をしながら、全国から駆けつけたボランティアの姿に感銘を受け、自分も少しでも人の役に立つ仕事に就きたい、そう話していた高校生を思い出しました。

しかし、そうした中で新しい年度を失意の思いで迎えた人もいるでしょう。四月から変わる暮らしも負担は増すばかり。いつまでも冷たい風を吹かし続ける政治が、暗い影を落とします。華やぎよりも、殺伐とした出来事や息苦しい日常がつづきます。働きづらく,生きづらい。そんな社会のなかで、気持ちくじけ、体がしんどくなることも多いはず。それでも、夢や希望をあきらめず、春の日に旅立っていく若人の背を押したい。時と同じく、社会は動くと。

みなさん、この一説はある新聞のコラム欄から引用させてもらいました。言うなれば今置かれています福島の現状でもありますが、福島県民として大変に勇気づけられ感銘をうけた文章だったので紹介いたしました。

ところで、あの東日本大震災から五年経ちましたが、福島には故郷に帰りたくても、帰れない人たちが原発事故のお陰で、今でも九万七千人もの人たちが、故郷を追われ家族も離ればなれにされ、避難生活を余儀なくされています。

次の写真は、原発被災地の現状写真です、住宅の周りは草や木が生えて荒れ放題、町並みを見渡せば誰ひとりとして歩く姿の無い被災地を見ていると涙が出る思いでした。

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また、福島の苦悩は被災地ばかりではありません、福島には、美味しい米をはじめ果物など沢山の産物があります。厳密な放射能の検査によって、その安全が完全に保証されて居るにもかかわらず、事故から五年経った今になっても福島の農家は風評被害に悩まされ続けています。

福島県は元から関東圏への電力供給県であった事を考えます時、風評被害払拭のために温かいご協力があっても良いのではないかと思うこの頃であります。

さて、農家は桜前線の到来と共に種蒔きや、田植えの準備でいよいよ忙しい時節を迎えます。私の家でも種籾を水に浸水したり、苗箱に土入れをしたり、これから忙しい毎日が620日頃まで続きます。

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今年の桜前線は、いつもの年より早くやって来ました。上の写真は種籾です。普通の農家では消毒した種籾を使っていますが、私の家では種籾から未消毒の種籾を使用し、そして無農薬の米栽培が始まります。また次の写真は、田んぼに蒔かれた大豆です。

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今年も田んぼに大豆を10a当たり60キロづつ肥料として使いました。美味しいコシヒカリ米が出来るだろうと思います。

 

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