田舎だより 2018年3月号

今年の冬は田舎においても大変に寒い冬でした。水田の灌漑用のため池なども今までにない厚い氷が張り詰めて人でも渡れるくらいでした。こんなに寒い冬はここ数年ありませんでしたのでとりわけ私のような高齢者の人たちにとっては、春が来るのが待ちどおしい思いでなりませんでした。今年は寒い冬にも驚きましたが毎日食べる野菜類の高値の続いているのにも、大変驚いているところです。田舎にある各スーパーなどでも、白菜一株が600円、ネギ一本が100円と言う値段が付いているのには大変びっくりしています。野菜類など買い求めて生活しなければならない都会の人たちにとりましては毎日が大変なことだろうと思えてなりません。

私の家では妻がいろんな品種の自家野菜を作っていますので、野菜類はいつも切らすことなく食べておりますが、最近の田舎の人たちは畑を沢山持ちながらも、野菜など全然作らない農家が増えていて、とくに若い家族をもつ人たちは、野菜つくって食べるという習慣が全く無くなってきているようです。

作って手間暇かけて食べるより、スーパーのきれいな野菜を買って食べた方が簡単ですから、しかし、農家が野菜を作らないことも高騰がつづく一つの原因にもなっているのかも知れません。

わたしが、もう一つ心配していることは、今の農政の方針は小さな農家はつぶれてもいいから大きな農家を育てる方針なので、中小の農家は野菜作りはもちろん、米作りでさえも止めつつあるのが最近の農村の実態です。

さて、上の写真は野菜栽培の工場と言われるものです。最近は農村地帯にもこうした野菜工場という建物が出来てきまして都会の大手スーパーなどに年間大量に出荷される運びになってきているようです。ただしこの栽培方法は畑の土壌を使っての栽培でなく、水耕栽培ですので野菜にミネラル成分がどれだけ含まれるのかが疑問の残るところです。

ところでこの写真は、小松菜ですが土に植えられて土壌中の微生物の働きによってしっかり育てられています。

各地の、道の駅や産直所で販売されている野菜のほとんどは、土に植え付けて土から育ったものばかりです。

人も動物も地球上のあらゆる生物は微生物の働きによってその生命がつながれている。と土と内蔵と言う本を書かれた著者は言われていましたが、この二つの野菜の育て方から、みなさんならどちらを選んで食べますか。わたしはやっぱり土で育った物の方が生命をつなぐ上で力強さを感じています。

大きな企業農業ばかりになったら生命をつなぐ農業が弱くなるのではないかと心配でなりません。

 

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