大変久しぶりの投稿となりました。
まずはお知らせから。毎年5月の連休に開催している「菜の花まつり」は、新型コロナウイルスの感染拡大防止対応のため、実施しないことになりました。
ただ会場としてきた菜の花畑は散策、写真撮影等ご自由に遊びにいらしてください。(見物客で混雑するようなことはないと思いますので。)
さて、年越しそばを最後にプロジェクトの活動は冬眠期間でしたが、3月22日に農作業を開始しました。
例年、春の農作業の始まりは、なたね(菜の花)と小麦の追肥です。
それぞれの畑のなたねと小麦の生育状況に応じて加減した量の肥料(硫安)をまきます。以前は数人で背負式の散布機をしょって畑を歩き回っていましたが、数年前から写真のようにトラクタ+ブロードキャスターでまいており、ずいぶん作業が楽になりました。この時期だとまだ作物をトラクタで踏みつぶしても大丈夫です。
トラクタ1台で肥料をまいている間、他のメンバーは「交雑したなたねの草取り」を行いました。
今、畑の菜種はこんな状態ですが
この写真の真ん中辺にある、早く花芽が伸びているのが、交雑したなたねです。
なたねなどアブラナ科の植物は、とても交雑しやすく、近くの野原や土手に生えている、同じアブラナ科のカラシナやカブの仲間とたやすく交雑してしまいます。
野出島プロジェクトでは食用油に適したキザキノナタネという品種を栽培していますが、最初はこの品種のなたねだけだった畑も、次第に交雑したものが目立つようになってきます。
交雑種は、上の写真のように、元のなたねより花をつけるのが早いようです。また慣れてくると葉の形や色で判別できます。
これを、鎌や三角ホーで刈り取っていきました。
これは三角ホーでの作業です。株元の除草とか色んな作業に使える、とても便利な道具です。
追肥と草取りが済んだ後、小野田小学校向かいの菜の花畑(例年の菜の花まつり会場)に、展望台を設置しました。
パレットを数段重ねた簡単なものですが、これだけでかなりの見晴らしになります。菜の花まつりはなくなりましたが、菜の花畑にお立ち寄りの際はご利用ください。菜の花が開花する頃には、散策用通路も作っていると思います。(な)